プロジェクト

PROJECT

マガジンラックの
新セオリーを開発。

マガジンラックの
新セオリーを開発。

THE PROBLEM

課題

マガジンラックの捌(は)け率の要因は何か。
リクルートが発行するフリーペーパーを、最終的にカスタマーの手に届けるマガジンラック。どの媒体を、どの駅のどの場所に、どんなラックを使って置くのかは、流通マネジメントの仕事です。数年前より新型ラックへの交換が試験的にはじまり、捌(は)け数は向上したものの、何が効果起因になったのかは解明されずにいました。「アクションの可視化」はリクルート全体の課題。捌け数向上の具体的な要因解明に、流通マネジメントの松永将浩が取り組みます。
THE PROCESS

プロセス

究極のポイントを見つけろ。
当時、転職したばかりだった松永は、まずは現場を知るためリサーチからはじめました。利用客の多い山手線全駅をはじめ、駅を降りて、どんな場所にどんなラックが設置されているのか、人の流れはどうなっているのか、駅構内を歩き回り、つぶさに観察。オフィスに戻ると、駅地図を広げて、駅ごとの数や配置や捌けデータを確認し、捌ける要因検証を重ねます。しかし、「コレだ!」と言える要因が見つからず、答えのない日々が続きました。立ち止まった松永は、「よし、原点に戻ろう」。「旧ラックと新ラックでは、一体何が違うのか」と、考えはじめました。
THE SOLUTION

解決策

答えは、ポケットの形にあった。
旧ラックと新ラックの違いは、ラックのポケットとその形。松永は、「ラックの数×ポケットの数×ブランドの数」で数百にもなるパターンを徹底解析します。すると、旧ラックでは平置きにしていたポケット部分を、新ラックで斜めにし、媒体のフェイス部分を見やすくしたことが、捌け率を6%アップさせていることを発見。「ポケットの形で捌け率が変わる」、これは流通の新しいセオリーです。さらに松永は、新ラックのマイナスポイント「上段の面ポケットの捌け率が良くないこと」の改善にも取り組みました。新ラックと共に、上段の面ポケットの捌け率が良かった旧ラックを会議室に並べて、様々な身長・性別のメンバーに実際に媒体を手にとってもらい、動作を観察しました。その結果、ポケットの傾斜角度のベストを見つけ出した松永。その勢いで、最新のセオリーを搭載したあたらしいラックを開発しました。
THE RESULTS

結果

あたらしい流通セオリーを創る。
流通という仕組みを使って、カスタマーにアクションを起こさせる解決策を提案した松永。開発を手掛けたあたらしいラックはその価値と期待効果が認められ、本格導入が決定。これまでの検証経験と、リクルートコミュニケーションズの強みである領域横断による横のつながりもあり、従来担当していたものと別の媒体担当者から、俯瞰的なアドバイスを求められる機会も増えました。あたらしい流通セオリーを確立させた松永は、所属するマーケティング局の特別賞を受賞しました。


※2016年取材情報に基づく
STAFF