プロジェクト

PROJECT

高校生がつくる結婚式で、
町を元気に。

高校生がつくる結婚式で、
町を元気に。

THE PROBLEM

課題

過疎化が進む町の、結婚式場を立て直す。
少子高齢化で過疎化も進む。これは、その町の結婚式場の経営悪化を意味します。ブライダル領域のディレクターである隈本剛が担当するA市は、全国的に見ても過疎化の進行がトップクラス。さらに、ただでさえ少ないカップルが地元で結婚式を挙げていないという事実が判明。理由は、自分たちが挙げたいと思えるような、お洒落でオリジナリティがある結婚式ができそうにないから。「結婚式場だけでなく、根本的な町の地域課題にリクルートコミュニケーションズ(以下、RCO)のリソースを使って、何かできることはないだろうか」。隈本は、広告をつくるという従来の仕事の枠を超えて、町の活性化と結婚式場のイメージアップに挑みます。
THE PROCESS

プロセス

想いを叶え、話題になるコンテンツを考える。
結婚式場の課題は何か、また魅力はどこにあるのか。ターゲットは20代~30代の若者層。ヒアリングを重ねた結果、「お洒落じゃない、目新しさがない」という結婚式場のイメージは、町のイメージとも連動しているのではないかという可能性が見えてきました。さらに、地元で結婚式を挙げることは、地域とのつながりのスタート、生まれ育った場所の魅力再発見、友人・知人に町の魅力を知ってもらうこと。これらの機会が失われることは、もはやブライダルだけの問題ではありません。隈本は、根底にある町の課題を逆説的に捉え、「ブライダルマーケットの活性化から地域の活性化につなげよう」と、地域の資源を巻き込む企画を考えました。
THE SOLUTION

解決策

高校生が、結婚式をプロデュース。
若者たちがA市の魅力を改めて見つめなおし、地域資源をつかって商品開発することで、シビックプライド(地域構成員意識)は育まれ、若者の人口減少という課題解決の兆しとなるのではないか、という仮説を立てた隈本。そこで生まれたアイデアは、地域資源を生かした、A市ならではの結婚商品を実際に高校生につくってもらうこと。結婚式場にとっても、プレカスタマー(未来の消費者)にリーチしながら新商品を考えることができるので、ブランディングや顧客獲得につながります。掲げたテーマは、「愛でA市を熱くしろ」。A市に住む高校生を公募して4チーム12人の高校生が集まり、若者が婚礼文化を考える場として「未来ミーティング」を発足。結婚式の商品開発をするワークショップを開催すべく、動き始めました。
THE RESULTS

結果

町全体を巻き込む施策に。
プロジェクトは、地元の高校をはじめ、地域コミュニティ活性のNPO法人やA市へと広がり、町を巻き込んだ新商品アイデア発表会に発展。A市長や教育委員会・ゼクシィ編集長・市の著名人・町の人などが集まり、商品化されるアイデアを投票により選出しました。クライアントはこのプロジェクトを通して認知度が向上。来館カップルが大幅に増加し、成約数は昨年の約1.5倍。A市での結婚式実施率も約10%底上げし、結婚式マーケット自体を大幅に活性化させました。さらに、高校生のシビックプライド(地域構成員意識)の醸成、校外での教育機会の提供、A市のブランディング、結婚式場の新商品開発など、関わる人全てにとってプラスの結果に。選ばれたアイデアで、実際に結婚式を挙げたいというカップルも現れ、2017年夏に挙式予定です。さらにこのソリューションはRCOの他地方支社にも展開。全国の類似市区町村で、新たな地域共創が生まれています。


※2016年取材情報に基づく
STAFF