プロジェクト

PROJECT

NPO・NGOを転職の選択肢に。
ブランディングが時代を動かす。

NPO・NGOを転職の選択肢に。
ブランディングが時代を動かす。

THE PROBLEM

課題

ソーシャルセクターにまとわりつく“誤解” 。
2014年。リクルートは“ソーシャルセクター支援構想”を発足。民間企業からNPO・NGOへのキャリアチェンジを促すことで、ビジネスセクターで培ったスキル・ノウハウをより豊かな社会づくりに役立ててもらえると考えました。プロジェクト発足後、制作担当として白羽の矢が立ったのは、人材(HR)領域の本田守武。しかし、当初はあまり乗り気ではなかったと言います。「正直、私自身がソーシャルセクターを誤解していました。ボランティア、慈善団体、寄付金集め、助成金。勝手な先入観で、すこし胡散臭いイメージを抱いてしまっていました」。しかし、調べていくうちに、これまで全く知らなかったNPO・NGOの事実や魅力が明らかに。このプロジェクトを成功させるためには、まずはソーシャルセクターにまとわりつく“誤解”を払拭する必要があると考えました。
THE PROCESS

プロセス

求人広告制作からブランディングへ 。
本田はまず、NPO・NGOへのヒアリングを重ね、ソーシャルセクターの実態を調査。本気で社会を変えようと奮闘する熱意を全身で感じ取りました。当初、予定されていたプロモーション施策は『リクナビNEXT』への求人広告掲載。しかし当事者の話を聞くうちに“もったいない”と考えるようになり、「これだけの将来性、価値がある仕事をもっと世の中に伝えたい。専用サイトをつくって、ちゃんとブランディングをすればムーブメントが起こせる。新しいキャリア形成の選択肢が生まれ、日本はもっといい国になれる。絶対に埋もれさせてはいけない」と、ブランディングサイトの立上げを企画。リクルートの一大プロジェクトとして、世の中にメッセージを発信するべきだと考えました。
THE SOLUTION

解決策

『Business to Social Project』サイトを立上げ 。
早速、本田はブランディングサイトの制作に取り掛かります。表現の軸となったのは、「自分の驚きを社会の驚きにする」こと。自分がソーシャルセクターを誤解していたように、世の中のビジネスパーソンも“勝手な先入観”を持っているのではないか。そう考えた本田は、自分の驚き・発見を、そのまま世の中に発信しようと、「そもそもソーシャルセクターとはなにか」「日本人が抱く誤解を解くにはどうすればいいか」という点に特に力を入れ、コンテンツを企画・制作。『NPO/NGOのイロハ』『NPO/NGOのゴカイ』『座談会』『インタビュー』といったコンテンツを設け、自身の誤解払拭のプロセスをホームページ上で再現することで、ターゲットであるビジネスパーソンが「ソーシャルセクターへの転身もありかも」と感じるように仕立て上げました。
THE RESULTS

結果

2日で10,000PVを獲得。時代が動きだす。
2015年9月30日。『社会課題の解決を、シゴトにしよう。』というメッセージを掲げ、ブランディングサイト『Business to Social Project』がオープンしました。サイトのプロモーションは広告が重要と言われるなか、同サイトは告知なしで公開翌日には10,000PVを獲得。しかもその流入のほとんどがSNS経由。シェア数はすぐに100を超え、『リクルートがソーシャルに乗り出した』という驚きや『NPOだけが社会課題に取り組んでいるわけじゃない』という指摘など、様々なコメントが投稿され、議論が交わされました。議論が生まれるということは、ソーシャルセクターを検討する機会が生まれたということ。ムーブメントへの第一歩です。オープンから1年半で、サイトを通じた応募者は述べ約3,000人。ビジネスセクターからソーシャルセクターへの転職希望者は年々増加傾向にあります。一般企業からNPO・NGOへの転身が“当り前の選択肢”となる日も遠い未来の話ではないのかもしれません。


※2017年取材情報に基づく
STAFF