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Mobile World Congress速報レポート 〜その2~

2017/03/02Hiroki

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Hola! はじめて来たスペインにかぶれてるプランナー兼Mgr係のHirokiです。 パエリアと生ハムは最高ですね。

この記事はバルセロナで開催しているMWC 2017の参加速報レポートの2つ目の記事です。 1つ目のレポートはこちらでご確認ください!

RCOアドテク部ではITプランナーはエンジニアとともにリクルートグループの各事業領域の CL・CS課題をデジタルマーケティングを通じて解決するプロダクトの開発・展開に取り組んでいます。 めまぐるしく進化する最先端のテクノロジーのトレンドや事例の最新情報を吸収して 自分たちのプロダクトに活かしていくという方針でこういったカンファレンスにも積極的に参加しています。

レポートその1では山本がMWCで感じたトレンドを書いてくれましたので、 その2では会場のメインどころのレポートをしようかと思います。

▲MWCの会場はとにかく広く、Hall1〜Hall8.1まであります。

MWCといえば毎年主要なスマートフォンメーカーが最新の端末を披露する場になっています。 ニュースで流れるのは主にこの話題が多いですね。 やはり主要メーカーのブースは大きく、人も集まっていました。

MWCに合わせて新機種を発表したHUAWEI、LGは全力でそれぞれの新機種であるP10/P10plusとG6を押し出した展示。 一方SonyやSamsungは今回のMWCに合わせての注目の最新機種の発表はなかったので、端末に特化というよりは様々な展示がありました。 また、話題になっていたのはプロジェクター型のXperia Touchだったり、Nokiaの3310という昔の復刻版フィーチャーフォン(ガラケー)だったり、Blackberryのqwertyキー付きAndroidだったりしました。

▲Blackberryのqwertyキー(写真右)は個人的には使いやすいとは思えず。。

全体的に感じられたことは、

  • トップメーカーの最新機種とはいえ、性能が(少し)上がっているのはカメラとディスプレイくらいで特に目新しいことはない。
  • 中身で差別化がほとんどできないので、比較的安価に似たようなのを出せるからか中華系メーカーが引き続き元気。OPPOやVIVOなどに加え、日本ではあまり名前の聞かないベンダーもかなり大きいブースだしていたりなど。ただ一時期絶好調だったXiaomiがすぐに消えてしまったくらいなので生き残り競争は激しいのかも。
  • 去年のMWCでは結構話題になっていたはずのWindows Mobileのスマートフォンは皆無。実際普及もしていないしMicrosoft自身もこっそりとしかブース出していないし諦めたか。

といった印象でした。 スマートフォンの新機種が注目を集めるというのはMWCでも今後はだいぶ縮小していきそうです。 全体的な展示の内容としても、目立っていたのは車、VRが多かったですね。

IoTというキーワードはたくさん聞かれたもののCESでかなりたくさんあったという Amazon Alexa関連のものを全く見なかったのはどうしてなのかはわかりませんでしたが、 Alexaといえば、KeynoteでLINEが「Clova」というAIプラットフォームを発表しておりました。

Clovaはローカル戦略(日本、韓国などアジア中心の文化の情報に特化)でいくのだという発表だったのでバルセロナに来ていた人にどのくらいインパクトあったかはあれですが、(まさかの日本語でのプレゼンでしたし、)LINEがスマートフォンというデバイスに頼らない世界をつくっていうのは興味深かったです。 すでにいくつか記事もでていましたので詳細はそちらをご確認いただければ。 https://japan.cnet.com/article/35097420/

速報的な情報も載せたところで、その2のレポートを終わります!Adios!