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Manager READMEを書きました

2019/02/25tetsuo

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エンジニアリングマネージャーの山本です。

2018年に話題となったManager READMEを書きました。Manager READMEとは、マネージャーが周囲の人たちに対して、自分がどんな人間かと自分が周囲の人たちに何を期待しているか、を伝える文書です。私はその目的を(特にRCOに入社して間もない人について)信頼関係を構築する助けとすることと、仕事における緊張を和らげることに絞ってREADMEを書きました。これらの目的を重視したのは、私自身も経験があるのですが、新しい職場につくというのは強いストレスがかかる環境変化であり、その負荷を少しでも軽減できれば、と考えたためです。以下がその文書となります。


Manager README

この文書の目的

この文書の目的は、私がエンジニアリングマネージャーを務める組織に所属する皆さんに対して、私がどんな人間かをお伝えして信頼関係を構築する助けとすることと、私が期待している行動をお伝えして仕事における緊張を和らげることです。

私の役割

あなたのマネージャーとして私の最も重要な役割は、あなたの成長を助けることだと考えています。そのため、あなたが今できることよりも、少しだけ挑戦的な仕事を割り当てます。それにより、わからないことがあったり失敗したりすることもあるはずです。しかし、それらは恥ずかしいことでは全くありません。むしろ新しいことを学び、成長するための機会と私は考えていますし、あなたもそう捉えてください。

私の一番の役割はあなたに指示をすることではなく、あなたの成長を助けることなので、課題について私が助言をすることはあっても、解決策を提示することは求められない限りありません。可能な限りあなたの解決策を尊重するので、ぜひあなたから解決策を提示してください。

1-on-1

1-on-1は、あなたと私が好きな話題について自由に対話できる機会としてとても重要です。1-on-1は私よりもあなたのためのものです。なので、話す内容はあなたが自由に決めて構いませんし、途中で別の話題に変わっても全く問題ありません。あなたが話し終えて時間が余った場合は、私から適切な仕事を割り当てるための情報収集をさせていただくことが多いです。

1-on-1の頻度や時間のデフォルトは隔週30分としています。ただし配属直後は毎週1時間にする、慣れてきたら月1回30分にするなど、自由に変えていただいて構いません。

私は可能な限り話し合ったことを記録し、あなたと共有します。記録した内容は、あなたが許可しない限りあなたと私以外に共有することはありません。

コミュニケーション

私にとって、あなたとのコミュニケーション以上に重要な仕事はめったにありません。あなたから私に伝えたいことがある場合、1-on-1を待つ必要はありません。手段も呼び止める、デスクに来る、Slackでメッセージを送る、メールを送る、カレンダーに予定を入れる、など何でも構いません(ただしオフィスにいる時は電話を持ち歩いていないので、出られないことがあります)。またカレンダーに予定を入れる時、事前に許可を取る必要はありません。

私は開かれたコミュニケーションが、情報の伝達速度や伝達量を高め、いわゆる風通しの良い職場を作ることに役立つと考えています。なので、私のカレンダーは相手の指定がない限りすべて公開していますし、メールよりもSlack、Slackでもダイレクトメッセージよりプライベートチャンネル、プライベートチャンネルよりパブリックチャンネルを選びます。ただし個人情報や人事情報など、例外もあることをご理解ください。

私はあなたに納得した上で仕事をしてほしいと思っています。そのため判断や意見を伝えるときは、できるだけその根拠も含めるようにします。あなたが理解や納得できなかったら、遠慮なく聞き返してください。

私は帰宅後子供が寝てから仕事をすることも多いため、夜間にSlackやメールで返信することがあります。しかし、あなたにも夜間に返信してほしいとは全く考えていません。夜間に私から返信が来ても、無視して構いません。

フィードバック

フィードバックは、あなたと私の成長のためにとても重要です。フィードバックは、個人に対してではなく、行動やその結果に対して行われます。なので、例えあなたが悪いフィードバックを受けたとしても、あなたという個人が否定されたとは思わないでください。もしそう感じた場合は、私のフィードバックに問題があるので、そのことを遠慮なく私に伝えてください。

私はあなたのフィードバックを歓迎します。良い悪いにかかわらず、いつでもどんな手段でも私にフィードバックをしてください。この文書に書かれていることと私の行動に乖離があると感じた場合も、遠慮なく教えてください。


この文書を読むことで、今RCOにいる人やこれからRCOに入社される人が、少しでも安心して仕事ができればなによりです。

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