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Google I/O 2018 現地参加レポート

2018/05/09Hiroki

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こんにちは。ITプランナー兼Senior Manager役のHirokiです。
幸運なことにGoogle I/O 2018に当選したのでサンフランシスコに来ております。現地から参加レポートをお届けします。

ちなみに、こちらのブログは「RCOアドテク部ブログ」としてお送りしておりますが、 この春よりエンジニアが所属するアドテク部1とITプランナーが所属するアドプロ部2の2部体制として再編されました。

おかげさまで開発・運用しているプロダクトやサービスの数・規模・関わる人数ともに年々拡大しております。 組織もプロダクトのようなもので、よりよいプロダクト開発を行うための組織やチームづくりのために本質的な課題を特定し仮説検証して改善のサイクルを回し続けていくことが必要になりますが、体制も新たに、さらなる価値提供の拡大に向けての組織進化にチャレンジしていきたいと思っています。
採用も積極的にしているので、ご関心のある方は是非、こちらをクリック!

Keynoteより

さて、前置きが長くなりましたが、まずはKeynoteを聞いての感想を。

発表された新製品・新機能等についてはいつものように各種メディアの速報が詳しいので、キーワードだけピックアップしておきます。

- AI for HealthCare & Accessibility
- Gmail Smart Compose
- TPU3.0
- ML Kit
- Google Assistant
   - 6 new voices & John Legend
   - More Naturally Conversation & Pretty Please
   - Smart Display *New Device in July!
   - Pickup & Delivery (Google Assistant in navigation in Google Maps)
   - Google Duplex *in the future
- Android
   - Android P Beta Release Today
   - Material Themes & New UI (Simplicity)
   - App Actions & Slices
   - Android Dashboard & Slush/Wind Down & App Timer
   - Adaptive Battery & Adaptive Brightness
- Google Map For You
- Google News For You
- AI in Camera
   - Map on AR
   - Smart text selection
   - Style match
   - Real-time result 	


Google Keynoteだけでもこのボリューム。Developer Keynoteでもたくさんの発表がありました。 昨年のGoogle I/Oで「モバイルファーストからAIファースト」と言っていた流れはそのままに、 OSレベルから各アプリ、クラウドに当たり前のようにAI(Machine Learning)の技術を使ってきています。

当たり前のことですがこれらの恩恵を受けるには自分の情報をGoogleに全て預けることになります。それに抵抗を感じる人もいるか思いますが、Googleはそのような反応も考慮してか、いかにユーザーのことを大事に考えているかというところは強調したいのかなと思いました。

テクノロジー、特にAIが社会に与えるインパクトはますます大きくなっており、我々には責任があるのだというピチャイCEOのメッセージが印象に残りました。

昨年のGoogleI/Oに参加したabeのレポートで「すべてのことが音声操作で可能になる未来が提示された」と書いておりましたが本当にリアリティを持ってその未来に近づいていっているなというのを強く感じました。

恐らく一番会場で驚きの反応だったのは「Google Duplex」と名付けられた機能で、Google Assitantに美容院の予約を頼むと、オンライン予約対応していない美容院だったらAIが勝手に電話をかけてくれてお店の人と自然な感じで会話して予約まで完了させ、カレンダーに登録までしてくれるというデモでした。本当にここまでできるようになるのは(特に日本では)結構先だろうなと思いつつも、あながち遠くないかもなと感じさせるインパクトがありました。

また、我々としてはクライアント(お店側)の予約業務を自動化していくという流れは感じていましたが、カスタマー側の方が先にAI化するのか??というのも衝撃的でした。そのうち双方がAI化して勝手に電話しあっていたりしたら面白いですね。そのときは電話も不要に。そんな未来が垣間見えたりしました。

近いところで楽しみなのはAssitantのNatural Conversationですね。自分も家でGoogle Homeを使っていますが、毎回「OK、Google」と言わなきゃいけないのでやはり会話という感じがせず、音声コマンドで操作をするという感覚でした。AmazonのAlexaでも同様の機能は対応予定ではあるものの、そういったユーザーやデベロッパーのフィードバックを確実にプロダクトに反映していくところはさすがで、Google Assistantに限らず他のセッションでも、Feedbackを受けて〜とか、Feedbackをどんどんください、というのがよく聞かれました。

あとはARで地図を表示させる機能は切に早く欲しいです。(会場でもかなりの拍手でした)

AI(ML)を普及させるGoogleの狙いは?

Googleは自分たちだけがAIを活用するのではなく、デベロッパーにも積極的にAIの技術を使う環境やツールを提供しています。Googleはユーザのこともデベロッパーのことも全力で支援します、というのがどのセッションからもひしひしと感じられます。とにかくオープンにしてユーザーも他社も巻き込んでよりよい世界をつくろうとしているように見えます。今年のキーワードは「make good things」でした。(ただGoogleの主要なビジネスは広告なので当然広告にもAIの技術はたくさん使っているのでしょうけど、そのあたりの話は出てきませんね。非常に興味があるところなのですが、やはり露骨にビジネスと関わる部分はあまり出さないのが戦略なのでしょうか。)

Google CloudのChief Scientist(かつStanfordの教授)の方はセッションで、Human Centered AI Techonology Applicationをつくっていくべきだということと、AI開発者のダイバーシティの欠如はバイアスを生むので、産学官で協力して広くAI教育をしていくべきだということを強調されていました。GoogleのAIに対する責任感をとても感じる内容でした。



恒例のお土産は「Google Home Mini」と「Android things Developoer Kit(Android things 1.0)」でした。Assistantを体験して新しいアイデアを試してみてくれというメッセージのようです。いい機会なので久々に何かつくってみようかなと思います。


その他I/Oについて

初めてのGoogle I/O参戦ですが、先人の方々が情報を残してくれているおかけで色々下調べをできて特にトラブルもなく過ごせております。自分も還元するためにGoogle I/O参戦にあたってのTips的なものも帰ったらまとめて共有できればなと。そしてシリコンバレーの空気なのかテック系カンファレンスの空気なのか単に野外でやっているからなのかすごく気持ちがいいですね。


Google I/Oでは様々な展示もされており、実際に最新のプロダクトや機能を体験することもできます。
最新のAndroid Autoを搭載したVolvoの展示があったので体験してきましたが、かなりVolvoカスタマイズもした上で搭載されているようで、Google MapやGoogle Playなどが使えることはもちろん、Google Assistantに音声で話しかけることによりエアコンなどの各種機能の操作、さらにはAndroid Auto上でアカウントを切り替えるとシートの位置がその人に合わせて変更されるなどかなり進化した車体験となっておりました。開発する上で安全性には非常に気を使っているということも感じました。常にユーザーのことを第一に考えており、本当にあらゆるインターフェースがGoogleのプロダクトになっていきますね。

引き続きカンファレンスは続きますので、他にも色々体験してきたいと思います。
ではでは。


  1. アドバンスドテクノロジー開発部 [return]
  2. アドバンスドプロダクト開発部 [return]