こんにちは、エンジニアのあべです。

様々な幸運に恵まれた結果、サンフランシスコで開催されたGoogle I/Oに参加してきました。

開催規模は昨年に比べて小さくなったらしいとはいえ、会場周辺では着飾ったドロイド君がウロウロしていたりなど、まさにGoogleイベント的な雰囲気になっていました。

イベントでは初日の午前中にキーノートが行われ、その後２日間にわたって様々なセッションが開催されつつ、会場内の各種ブースではワークショップやGoogleのエンジニアと相談ができるコードラボ等が行われていました。

また、キーノートを始めとする各セッション等も小ネタ有り、小芝居有りのエンターテイメントとして楽しめるものが多く、会場内では頻繁に笑い声が上がっている状況でした。

キーノートを始めとする各セッション等の詳細については、既にいろいろなレポートが出ていたりI/Oのサイトでストリーミングが提供されているので割愛しますが、今年はAndroid OSのアップデートをはじめに、Android Wear等のAndroid製品群の発表を中心に、Google Cloud PlatformやPlay Storeの強化も含め、Androidブランドの日常生活への浸透を強く意識した内容だったと思いました。

I/Oの中で取り上げられた様々なトピックの中で、個人的にはGoogle Cloud Platformで提供されるWeb画面上からの開発、デバッグ、テスト実行、パフォーマンス計測等で高速なDevOps環境を実現するといった内容が特に楽しそうだったのでいろいろ試してみようと思っています。

ところで、会場内はコーヒーや水だけでなく各種炭酸飲料が飲み放題だったり、そのへんで地べたに座ってコーディングしてるっぽい人がたくさんいたりで大変エンジニアっぽさのあふれる空間でした。

自分もセッションの空き時間に小一時間ほどコードを書いていたのですが、コードを書いてても浮かない雰囲気がとても居心地が良かったです。

また、イベント中にとあるブースに大量の人が集まっていたのですが、ちょうどオンタイムだったワールドカップのアメリカ戦をモニタで写していたらしく、ワールドカップはこんな場所でも大きな影響があるもんだなぁと何故かひとり感心してしまいました。

そういえば、Google Cloud Dataflowのブースはワールドカップを題材にしたものでした。

なお、今回のおみやげは、既に話題になっているCardboardとAndroid Wearの他にもチェックイン時にI/OデザインのTシャツとステンレスボトルが配布されています。

ところで、抗議活動によるキーノートの中断もありましたが、Google I/Oが開催された会場の外でもIT系企業の影響でサンフランシスコ市内の家賃が上がったことに対する抗議活動が行われていたりなど、話には聞いていた当地の負の状況を目の当たりにしたことも共有しておきます。

。。。と、だいぶ駆け足で紹介しましたが。。。

今回はじめての参加となったGoogle I/Oですが、発表されたばかりのGoogleの新製品を実際に体験できたり、Google的なエンジニア文化や彼らが今後作り上げようとしてるであろう未来が垣間見れたりといろいろな面で非常に良い体験をすることができました。

また、日々の開発に活かせそうなヒントも幾つか得られたので今後の活動の中にも積極的に取り入れて行きたいと思います。

以上、Google I/Oに参加してきた報告でした。

追記

今年のおみやげとして紹介され会場中でブーイングの嵐を引き起こした（その後盛大な笑いに溢れさせた）Cardboardですが、公式サイトに自作方法がのっているのでDIY精神にあふれる皆様はぜひとも挑戦してみてはいかがでしょうか？

こんなふうにバーチャル空間でトリップすることができますよ。